フリーブロー成形
フリーブロー成形は加熱によって軟化した素材を空気で膨らませる方法です。
球状部分は型当たりしないため、型痕が付かないメリットがあります。
デメリットは球状部分は型が無く、空気で張っているだけのフリーの状態なため、精度があまり良くないことです。
※名称がブロー成形と似ていますが、全く異なる製法です。
《フリーブロー成形品の用途、素材》
ドーム形状で店舗の装飾や看板、公園の窓など、精度はあまり必要なくて外観が重要な用途に向いています。
型痕が付かないことから、透明の需要が多いです。
素材も透明度が高いアクリルとポリカーボネートを使うことが多いです。
※上の写真は左がポリカーボネート、右がアクリル、どちらも直径500mmほどです。
フリーブロー成形の成形プロセス
フリーブロー成形の肉厚について
加熱軟化して空気で引き延ばすので中心部が最も肉厚が薄くなります。
樹脂の種類、厚みや直径や高さによっても違いますが、最も薄くなるドームの頂点は板厚の半分前後です。
加工実績
ポリカーボ
ネートドーム
- ポリカーボネート
- 直径600xh150