板厚を一定以上にすることで、R曲げ加工の品質向上・コストダウン

例えば、PCにR曲げ加工を行うとした場合、板厚が0.5mm、1mmなどと極端に薄い場合、加工難易度があがり不良率が高まります。実際の画像が上記ですが、1mmの場合ではRが一定になっておらず、0.5mmの場合ではそもそも曲げ加工が正しく行えていません。

こういった場合には、製品の制約がなければ、板厚を一定以上にすることを推奨します。同様にPCを例に出すと、2mm以上の板厚を設けることでR曲げ加工の難易度が下がり、品質向上、さらには加工コストの削減にもつながります。(※樹脂材料毎に、最適な板厚は異なりますので注意が必要です。)

一定以下の板厚であっても加工ができないというわけではなく、特殊な方法を用いることで、高品質なR曲げ加工を実現することができます。ただし、成形型・曲げ加工プロセスの変更が必要なため、加工コストアップにつながるケースが多いといえます。

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