真空成形の試作におけるポイント

真空成形の試作にあたり、こんなお困りごとありませんか?

真空成形の試作を依頼するにあたって、下記のようなお困りごとはないでしょうか。

「新製品開発用のサンプルを低コストで製作したい…」
「急ぎの開発案件であるため、早急に試作品を作ってほしい…」
「量産前に様々な形状で試作品を作り、機能をチェックしたい…」
「射出成形も視野に入れているが、小ロットなので一度真空成形で試作したい…」

真空成形の試作なら、三栄プラテックにお任せください!

真空成形の試作における当社の特長を下記にてご紹介します。

特長1:1個からの試作に対応!

三栄プラテックでは、真空成形の試作を1個から承っております。真空成形は木型等の簡易型による製作が可能であるため、1個から低コストな試作品製作に努めています。

特長2:短納期で試作品を製作!

三栄プラテックでは、真空成形の試作を短納期で実施します。お問い合わせを頂ければ、即日初期回答させて頂きます。お急ぎの場合こそ、是非当社にお任せください。

特長3:ノウハウを基にしたコストダウン提案!

真空成形は、木型等の簡易型を用いることで、コストを抑えた試作を行うことが可能です。これに加え、三栄プラテックでは、お客様のご要望に沿って、さらにコストを抑える技術的な提案を実施しております。例えば、安価な樹脂素材の採用や手動でのトリミング加工など、当社の蓄積されたノウハウを基にしたコストダウンを実現します。

特長4:高品質な真空成形品をご提供!

三栄プラテックでは、これまで外観品質の要求が非常に厳しい、輸送機器関係の真空性成形品を多数手がけてまいりました。その経験の中で培った技術を活かし、外観品質の高い真空成形品を製作することが可能です。

特長5:試作後の量産まで対応!

三栄プラテックでは、真空成形品の試作から量産まで一貫して承っております。お客様のご要望をヒアリングし、量産を見据えた試作品の製作に取り組んでおります。

真空成形の試作におけるポイント

真空成形の試作を依頼するにあたって、押さえておきたいポイントを下記にてご紹介します。是非、ご参考下さい。

ポイント1:設計段階で、必須である形状ポイントを押さえておく

真空成形の試作を依頼するにあたり、必須である形状ポイントを押さえておくことは非常に重要です。必須である形状ポイントを基に、成形型を製作し、試作並びに量産が可能であるか吟味します。この時、必須部分以外を真空成形に適した形状へと変更することで、さらなるコストダウン・納期短縮を実現することが可能となります。

(※ちなみに、真空成形は薄肉製品の製作に適した工法であるため、突起形状(一部分の肉厚が極端に厚い)の製作には適しておりません。)

ポイント2:試作専用の型を採用する

真空成形の成形型は、試作用(木製・人工木製)、量産用(樹脂製、金属製)の2種類に大別されます。試作用と量産用の違いとしては、①耐久性(ショット数)、②価格、③製作日数が挙げられます。量産用と比較すると、試作用は、耐久性が低い(20ショット程度)といえます。一方で、非常に安価であり、製作日数も非常に短いです。そのため、真空成形の試作においては、試作用の型を選定することで、型費用のコストアップを防止でき、納期短縮へとつながります。

>>真空成形の成形型 ~形状と材質~

ポイント3:特に理由がなければ、標準規格の樹脂素材や色を採用する

真空成形での試作にあたり、特に樹脂素材や色がまだ決まっていない、もしくは、こだわりがない場合は、標準規格の樹脂材料・色を採用することを推奨します。樹脂材料の種類によっては、材料費が2,3倍と大きく異なります。また、特注色の材料に関しては、流通性が低く、無駄な材料費アップが懸念されます。これらの理由から特に理由がなければ、試作時は標準規格の樹脂材料・色を採用し、無駄なコストアップを防止しましょう。

ポイント4:量産を考慮する場合、素材の伸縮確認を行う

真空成形での量産を考慮した上で試作を依頼する場合は、樹脂素材の伸縮確認も非常に重要となります。試作段階から量産時の樹脂素材が決定している場合は、その旨をしっかりと成形業者に伝え、素材の伸縮確認を行いましょう。伸縮確認を怠ると、「試作時は形状を再現できたが、実際に量産してみると想定よりも板厚が薄く、穴・透けがある…」なんて事態にも陥りかねません。

当社の真空成形加工例をご紹介

実際に当社がこれまで手掛けてきた真空成形品を下記にてご紹介します。

医療機器用カバー(PP 真空成形)

医療機器用カバー(PP 真空成形品)

こちらは、医療業界にて使用されるカバーです。多数の段があるため偏肉が非常に発生しやすく、薄くなって穴が開いたりする恐れがあります。三栄プラテックでは、偏肉を最大限まで抑えた真空成形を得意としております。当事例でもその技術を活用し、可能な限り、板厚が均等になるよう製品を製作しています。

>>加工例詳細はこちら

樹脂カバー(ABS 真空成形)

樹脂カバー(ABS 真空成形)

当製品は、材質がABSの真空成形加工品です。当社にて、フランジの反りの発生を防ぐために、形状に工夫を施しています。具体的には、成形型に段を付けたり、逆方向にあえて反らせるといった対策を行っています。

>>加工例詳細はこちら

輸送機器用手すり(AES 真空成形)

輸送機器用手すり(AES 真空成形品)

こちらは、AES製の輸送機器用手すりです。輸送機器に使用されるため、ある程度の耐候性が求められていましたので、AESを採用しております。材料調達段階から、シボ模様のついたAESを調達することで、成形時にシボ模様をつけるコストを抑えています。

>>加工例詳細はこちら

その他、多数の真空成形加工例を当社サイトにて公開しております。気になった方は、是非下記よりご確認ください。

>>真空成形加工例一覧はこちら

真空成形の試作にあたって、よくある質問

Q. 条件によっては、真空成形以外の最適な工法を提案することはできますか?
A. 当社では、真空成形のみならず、圧空成形・熱プレス成形・R曲げ加工に対応しております。お客様のご要望・条件をお伺いし、これらの加工方法はもちろん、他の加工方法まで検討し、最適な方法を模索します。

Q. お渡しする図面を基に真空成形に適した形状をご提案いただけますか?
A. もちろん、ご提案いたします。長年培ってきた豊富なノウハウを基に、真空成形に適した形状をご提案させて頂きます。

Q. 試作に最適な樹脂材料を教えてくれますか?
A. はい、可能です。お客様のご要望・条件に最適な樹脂材料をご提案いたします。まずは一度三栄プラテックにご相談ください。

Q. 1個の試作から対応いただけますか?
A. 当社では、1個からの試作依頼を承っております。もちろん、試作後の量産まで対応いたしますので、お気軽にご相談ください。

Q. 試作のトリミングはどのようにして行いますか?
A. ご要望に応じて、手作業、NCルーター加工を使い分けています。精度を求められる場合は、NCルーターを用いてトリミングを行います。

>>お問い合わせはこちら

関連するプラスチック成形 豆知識一覧(真空成形)