塩ビ円筒タンクおよびホッパー

得意のR曲げ加工、熱プレス、溶接加工の組み合わせでご要望の寸法で製作します

プラスチックシート(板)の二次加工の専門メーカーとして、複数の加工方法を組み合わせることを得意としております。
ここでは、ご依頼の多い塩ビ(PVC)製の円筒型タンクとホッパーについてご紹介します。
槽(タンク)の場合は中が見える透明塩ビが多く、ホッパーは塩ビ、PET、ポリエチレンなどで作ることがあります。

透明塩ビタンク水張り試験

塩ビ円筒タンク寸法確認

実験装置や機械装置部品などで使われる透明タンク、投入用ホッパー

実験用設備や機械装置の一部品などの用途のご依頼が多いです。
他にはプラント設備や洗浄槽もあります。
ステンレス製の容器の内部を見せるためデモ機として透明塩ビの槽を使うこともありました。
用途に合わせた加工方法で製作します。

塩ビ円筒タンク水張り試験

R曲げ、熱プレス、時には真空成形も組み合わせて多種多様な形状を製作します

塩ビの場合、最大厚みは20mmまでR曲げが可能です。(直径によって最大厚みは違います)
長年改良し続けたオスメスの木型を製作してR曲げ加工しますので型痕がつきにくく、表面が綺麗に仕上がります。

底部分が円錐形の場合は角度に合わせて熱プレス方向を変えて製作します。
寸法や材質によっては真空成形で作る場合もあります。
塩ビやPETの場合は簡易的な真空成形型を使用しても型痕が抑えられて透明度があります。

まずはこのような形状は作れるか?
と、お気軽にお問い合わせください。
ご要望をお聞きして製作方法を検討し、ご提案します。

円筒タンク

円筒タンク代表的な形状

↑円筒タンクの例の断面

円筒タンク円錐底分解

↑底が円錐の場合の構成例
円筒部分は繋ぎ部分が一カ所にすると真円度、R寸法の精度が悪いので二カ所で繋ぎます。
円筒部分はR曲げ加工、底板は熱プレス後にNC加工で製作します。

 

円筒タンク平底分解

↑底が平らな場合の構成例
最も簡易的な形状でコストを抑えられます。

 

円筒タンク斜め底分解

↑底が斜めの場合の構成例
底板を円錐にするほどでもなく斜めに取り付けることで液体の抜けを改善できます。

ホッパー

塩ビ透明ホッパー

円錐の部分は角度に合わせて成形方法を変えます。

ホッパー円錐角度の例

ホッパー円錐部分の構成

1番のように円錐の角度が強い場合は半分ずつ製作して繋ぎます。
3番のように角度が弱い場合は熱プレスで一体物で製作可能です。
2番の角度は1と3の中間で1番と同じ方法で繋ぎますが、小さいサイズであれば真空成形で一体物で作ることが可能です。
真空成形型は人工木材で簡易的に作りますので、数量が複数ある場合は真空成形のほうがコストが低いこともあります。

ホッパーを真空成形した場合の透明度

上の写真は人工木の木型で成形した場合の透明度の比較です。
写真左は塩ビ、写真右はPET樹脂です。
人工木材は発泡ポリウレタンなので表面が少しざらついています。
そのため、透明材料を成形すると曇りガラスのように透明度が低くなります。
しかし、PET樹脂を成形した場合は透明度はかなりあります。
塩ビでPETよりは透明度は劣りますが液体の流れなど確認する分には問題ありません。

オレフィン系ホッパー

上の写真はオレフィン系のホッパーです。
熱プレスやR曲げではあまり良い形状になりませんが、真空成形では若干縮みますが綺麗な形状になります。

 

ご依頼いただいたお客様の声

オーダーメイドの円筒タンクやホッパーは弊社も他社で製作したを見る機会が限られますので、他社にも依頼したことがあるお客様からいただいた声を重視しております。
お客様からいただいた声を元に更なる品質改良を進めたり、ご提案に力を入れてまいります。

品質においてのお客様の声

・表面が綺麗

これは曲げ型の痕や歪み、加熱時のプラスチック表面のタダレなどが少ないと言う意味で、評価をいただいたことが何回かあります。
弊社はアクリルディスプレイ中心がR曲げ加工の出発点ですので、型痕にはとても気を遣います。
歪みについてはR曲げ治具のつくり、加熱方法について熟知することで抑えることが出来ます。

お打ち合せ、お見積もりにおいてのお客様の声

・打ち合わせしていくうちに形が定まった

これは形状が漠然としたイメージの段階でお声いただいたときに、固定や液抜きについてご要望をお聞きし、ご提案したことで形状が定まったのでいただいたお言葉です。
ご要望がございましても製作可能かわからないこともあると思いますので、そのときはお気軽にお問い合わせください。

熱加工を得意としているからこそ出来る組み合わせ

一般的に樹脂加工業と言えば切削中心であり、そのような企業は円筒タンクなどは製作することはあまりありません。
樹脂タンクや溶接物を得意とするのは樹脂の製缶業とも言える企業や筐体を製作する企業です。
しかし、そのような企業はR曲げ加工自体は頻度が少ないことが多く、設備も十分でない場合があります。

弊社はR曲げ加工を中心として製作していることと、タンクの製作は25年以上の経験があり、この組み合わせは弊社の特色ともいえる強みです。

塩ビ透明厚み15mmR曲げ

塩ビ円筒溶接

お気軽にお問い合わせください

問い合わせフォームまたはお電話にてお気軽にお問い合わせください。
問い合わせフォームはファイル3つまで添付可能です。
もし、予算やターゲット価格がわかりましたらお聞かせいただきますと、金額に合わせた加工方法、材料、構造などをご提案いたします。

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